「無料の商品リサーチツール」や「ASIN リバース検索 無料」で探す人は、必要なものがはっきりしていて、予算だけがネックになっています。料金ページへ回り道させる答えではなく、正直な答えがふさわしい問いです。
正直に答えると、無料で手に入る Amazon のデータはかなりあり、その多くは正確です。Amazon が直接見せているものだからです。 無料データの問題は正確さではなく範囲にあります。カバーしているのはほぼ 2 種類だけです。
結論:無料なのは「今」と「自分のもの」
| データ | Amazon は無料で出しているか | 場所 | 限界 |
|---|---|---|---|
| ある商品の現在の価格・評価・レビュー数・BSR | 出している | 商品ページ | 今だけで履歴はない |
| カテゴリーで今よく売れている商品 | 出している | 売れ筋ランキング、新着ランキング、人気度ランキング | 今の順位だけで販売数はない |
| 自社商品のアクセス数と注文数 | 出している | セラーセントラルのビジネスレポート | 自分の分だけ |
| 自社の広告費、ACOS、検索語 | 出している | 広告コンソール | 自分の分だけ |
| Amazon 内の検索語の順位 | 条件付きで出している | セラーセントラルのブランド分析 | ブランド登録が必要 |
| Amazon 外での検索の関心度 | Google が無料で提供 | Google Trends | 相対指数で、検索数ではない |
| ある商品の過去数か月の価格と順位の推移 | 出していない | — | ストアは履歴を残さない。第三者の記録はその第三者が自分で集めたもの |
| 競合の販売数 | 出していない | — | 公表されておらず、どのツールの数値も推定 |
| 競合がどの語で流入を得ているか | 出していない | — | ツールが出すのは推定で、Amazon のデータではない |
パターンは明確です。無料なのは主に「今」と「自分のもの」。お金がかかるのはほぼ「過去」と「他人のもの」です。 以下、情報源ごとに見ていきます。
無料の情報源 1:商品ページと公開ランキング
商品ページを開けば誰でも、価格、評価、レビュー数、そして商品詳細にある BSR を見られます。カテゴリーの売れ筋・新着・人気度ランキングも公開されています。検索窓の候補からはキーワードのアイデアが一通り得られます。
これらのデータは正確です。Amazon がまさに表示している内容だからです。限界は次のとおりです。
- 今だけ。 ページにあるのはこの瞬間の価格と順位で、昨日のものは上書きされています。
- 1 つずつしか見られない。 1 商品を手で写すのは問題ありませんが、50 商品となると本当に時間がかかります。
- 見えるフィールドだけ。 BSR は見えても販売数は見えません。順位は分かっても、何個売れたかは分かりません。
無料の情報源 2:自分のセラーセントラル
自分のセラーセントラルと広告コンソールは最も正確な情報源です。実際に起きたことを記録しているからです。アクセス数、注文数、広告費、そして各検索語がもたらしたクリックと注文。
ブランド登録をしていれば、セラーセントラルには検索語の順位データを含むブランド分析もあります。
限界は 1 つだけですが、動かせません。自分の分しかないことです。自社の各語の転換率は見えても、競合のものは見えません。
無料の情報源 3:Amazon 外のトレンド
Google Trends は検索の関心度の時系列を無料で提供しています。注意すべきは、これが相対指数だという点です。期間内の最高点を 100 とし、ほかはそれに対する比率で表します。検索回数ではありません。季節のリズムや方向を見るのには向きますが、2 つの語の絶対的な大きさを比べるのには向きません。このサイトの Google Trends エンドポイントも同じ種類の指数(items の中の value)を返します。使い方は季節商品リサーチにあります。
無料が終わるところ:「過去」と「他人のもの」
過去。 ストアが見せるのは今だけです。ある商品の価格が過去 3 か月でどう動き、順位がどう推移したかを知るには、3 か月前から毎日手で記録し始めていたか、ずっと記録し続けている情報源を使うかのどちらかです。1 商品の履歴は Product History エンドポイントを参照してください。
他人の販売数。 Amazon はどの商品の販売数も公表していません。どのツールが出す競合の販売数も、BSR などの見えるフィールドから推定したものです。このサイトも含みます。なぜ推定なのか、どこまで信じてよいかは Amazon の販売データで分かること・分からないことにあります。
他人の流入語。 競合がどの語で表示を得ているかを Amazon は教えてくれません。知っているのは競合自身のセラーセントラルだけです。手に入るのは推定です。無料のリバース検索ツールによくある限界は ASIN リバース検索ツールの選び方にあります。
カテゴリー単位の集計。 集中度、価格帯、新規リスティングの比率などは、カテゴリー内の大量の商品を取得してから計算する必要があり、ストアには表示されません。どう計算されるかは市場規模の数値はどう算出されるかにあります。
無料と有料の本当の違い:時間と規模
ストアの無料データ自体は正確です。有料の情報源が実際に売っているのは、たいてい「より正確なこと」ではなく、無料では手に入らない 2 つのものです。
- 時間:ずっと記録しているので履歴がある。
- 規模:数十〜数百の商品を一度に、毎回同じ定義で取得できる。
お金を払う必要があるかは、自分のタスクがこの 2 つの壁のどちらかにぶつかるかで判断します。競合 3〜5 社の現在価格を比べるだけならストアで足ります。競合 50 社の価格とクーポンを毎日追い、推移をグラフにするのは手作業では無理です。そのやり方は競合の価格とクーポンをモニタリングするにあります。
このサイト:無料枠はありません
はっきり書きます。このサイトには無料の呼び出し枠はありません。 API キーの作成は無料ですが、課金対象の呼び出しが成功するたびにクレジットを消費します。最小のコールパックは 50 回で、どのパックでもすべての公開エンドポイントを呼び出せ、クレジットの有効期限は 60 日です。パックの規模は料金にあります。自分のワークフローからパックの大きさを見積もる方法は、Amazon データ API の費用はいくら?で説明しています。
おすすめの順番は、無料が先、有料が後です。
- 上の無料の情報源とスプレッドシートで、まず手順を回してください。商品リサーチ分析シートと競合分析テンプレートはどちらも無料でダウンロードでき、クレジットは要りません。
- 履歴、一括取得、同じ定義での毎週の再実行が本当に必要になってから、API を検討してください。
そうすれば、支払う 1 回 1 回の呼び出しが、手作業では本当に解けない問題を解くことになります。
無料でも有料でも手に入らない 3 つのもの
競合の実際の販売数と実際の転換率。 競合自身のセラーセントラルの中にしかありません。誰が出す数字も推定です。
競合の広告費。 市場レベルの入札の幅は見えても、特定の出品者がいくら使ったかは見えません。
他人のアカウントにある生の記録すべて。 これはツールの能力の問題ではなく、認可の境界です。出品者の許可がなければ、そのアカウントのデータにはアクセスできません。認可の境界については Amazon のデータはどこから来るのかにあります。
よくある質問
無料のリバース検索ツールやキーワードツールは使えますか? アイデア出しには使えます。どの種類の「検索数」を表示しているか、何語をカバーしているか、書き出せるかを確認してください。キーワードツールの選び方を参照してください。
BSR は無料なのに、販売数にはなぜお金がかかるのですか? BSR はページに表示されているので無料です。販売数は表示されておらず、モデルで BSR から推定するしかありません。そのためには継続的な収集と計算が必要で、コストがかかります。販売数にお金を払うとき、買っているのは推定であって、Amazon のデータではありません。
ブランド分析は誰が使えますか? ブランド登録をした出品者がセラーセントラルで使えます。登録していなければ、そのデータは見えません。
決める前に無料で試せますか? このサイトに無料枠はありません。現実的なのは、まず無料の情報源と上のテンプレートで手順を検証し、履歴や一括データが必要だと分かった時点で最小のコールパックから始めることです。