Amazonリバース ASIN API(競合の流入キーワード)
この API で取れるもの
リバース ASIN 検索は、キーワードではなく商品から始めます。ASIN を送ると、その商品が Amazon で表示される検索語を返します。オーガニックで何位か、広告がどこに出ているか、各語がどれだけの流入をもたらしているか。
米国のある猫用給水器(ASIN B08NCDBT7Q)について直近 30 日で実際にリクエストしたところ、1,980 個のキーワードが返りました。1 行目:
| フィールド | 意味 | 上のリクエストの値 |
|---|---|---|
keyword | 検索語 | cat water fountain |
searches | Amazon での推定月間検索数 | 724105 |
purchases | その検索後の推定購入数 | 30991 |
purchaseRate | purchases ÷ searches | 0.0428 |
products | その語を奪い合う商品数 | 5702 |
trafficPercentage | この ASIN の露出のうち、その語が占める割合 | 0.178 |
rankPosition.position | 検索結果でのオーガニック順位 | 16 |
adPosition.position | 広告の順位 | 3 |
naturalRatio / adRatio | その語の流入のオーガニック / 広告の割合 | 0.809 / 0.191 |
bid(bidMin–bidMax) | スポンサープロダクトの推奨入札額と範囲 | 1.11(0.86–1.65) |
badges | 表示のされ方:オーガニック、Amazon's Choice、広告… | naturalSearching、amazonChoice、ads |
計算は合います。30,991 ÷ 724,105 = 0.0428。まとめて読むと、この商品は露出の 18% 近くを 1 つの語から得ており、その語でオーガニック 16 位、さらに広告で 3 位に出ている、ということです。全フィールドはリバース検索のリファレンスにあります。
リクエスト例
curl --request POST \
--url https://ecommercedataapi.com/v1/amazon/traffic/keyword \
--header "Content-Type: application/json" \
--header "X-API-Key: ${ECOMMERCE_DATA_API_KEY}" \
--data '{
"marketplace": "US",
"asin": "B08NCDBT7Q",
"month": "nearly",
"page": 1,
"size": 100
}'asinは必須、marketplaceの既定はUSです。対応コード:US、UK、DE、FR、IT、ES、MX、CA、AU、JP、IN、AE、BR。monthは直近 30 日ならnearly、過去の月ならyyyyMMです。sizeは 1 ページ最大 100 行です。totalがキーワードの総数で、上の 1,980 なら 20 ページになります。- 結果は流入シェア順に並ぶので、ふつうは 1 ページ目が肝心な部分です。
リストの読み方
リバース ASIN のリストは長く、すべての語に手を打つ価値があるわけではありません。同じレスポンスでは:
catは商品の露出の 5% をもたらしていましたが、purchaseRateは0.0031でした。眺めているだけで、買いには来ていません。- 競合のブランド名が 146,365 回の検索で現れ、
purchaseRateはやはり0.0031でした。ブランド語は出品ページではなく除外キーワードに入れるものです。 cat water fountain stainless steelはpurchaseRateが0.0515と主要語より高く、しかもこの商品はその語に広告を出していませんでした。
最後のパターンこそ、リバース検索をするいつもの理由です。購入につながる語で、競合がオーガニックでは順位があるのに広告を出していない、あるいはその逆。purchaseRate、trafficPercentage、adPosition が空かどうかで絞り込んでください。
レスポンスには stats も含まれます。ページ内のキーワードに繰り返し出てくる単語の数(上では fountain 6、water 6、cat 5)で、商品の流入がどんな言葉で語られているかがすぐわかります。
よくある使い方
- 競合の流入を地図にする。 ニッチ上位 3 出品をそれぞれ調べ、キーワードを合わせて、全員が頼っている語を見ます。違いを行動に変える方法は競合分析で説明しています。
- キーワードの穴を探す。 競合のリストを自分の ASIN のリストと比べます。相手は順位があって自分にはない語が、出品ページと広告の候補です。
- キーワードライブラリを作る。 リバース検索の結果をキーワード調査と合わせて重複を除きます。キーワードライブラリの作り方をご覧ください。
- 流入元をまとめる。 流入元エンドポイントは、ASIN のキーワードを種類別(オーガニック、Amazon's Choice、広告、動画、ブランド)に 1 回の呼び出しで数えます。
知っておきたい制約
searches、purchases、入札額は推定値で、Amazon の数字ではありません。順位はupdatedTime付きの観測スナップショットで、1 日の中でも動きます。- リストに含まれるのは、商品が検索結果の 3 ページ目までに表示された語です。5 ページ目に出る語は入っていません。
- 同じ ASIN でも、ツールによって見つかるキーワードの集合は違います。リバース ASIN ツールの選び方では、このエンドポイントを含めどのツールにも使えるテストを紹介しています。
- 成功した呼び出しは 1 ページごとに 1 回分の課金単位を消費します。
よくある質問
Amazon にリバース ASIN の API はありますか? ありません。Amazon のレポート(ブランド分析、検索クエリパフォーマンス)が示すのは自社ブランドの検索語だけです。それ以外の ASIN のキーワードは、観測した検索結果から得るしかありません。
キーワード調査とはどう違いますか? キーワード調査は語から始めて需要を教えてくれます。リバース ASIN は商品から始めて、実際にどの語を取っているかを教えてくれます。1 回のリクエストで何がわかり何がわからないかは、ASIN からのキーワード逆引きで説明しています。
AI エージェントから使えますか? 使えます。このエンドポイントはリモート MCP サーバーのツールなので、アシスタントが競合のキーワードを取得して要約するところまで 1 ステップで行えます。