自分のキーワード資産をつくる:ABA、リバース検索、キーワード拡張

9月 14, 2026

多くの出品者の「キーワードリスト」は、あちこちから集めた 1 枚の表になっています。検索窓のサジェストから拾った語、競合のリスティングから写した語、広告レポートから出した語。問題は語が足りないことではなく、それぞれの語の測り方が違うことです。だから並べ替えられず、ある語がなぜ上位にあるのかも説明できません。

この記事では 3 種類のデータが何を測っているのかを定め、そのうえで統合の方法を示します。

export ECOMMERCE_DATA_API_KEY="your_api_key"

3 つのデータ、3 つの問い

データ答える問いエンドポイント
ABA ランキングその語がプラットフォーム検索で何位かABA 週次
流入語のリバース検索ある ASIN が実際にどの語で表示を得ているかReverse Keyword Lookup
キーワード拡張ASIN 群から、思いつかなかった関連語は何かKeyword Expansion

どれも他の代わりにはなりません。ABA は需要側の順位、リバース検索は供給側の実際の表示、拡張は盲点を示します。

ステップ 1:ABA で需要の基準線をつくる

ABA データは週次と月次で切られています。週次は短期の動き、月次は四半期の方向づけに向きます。

curl --request POST \
  --url https://ecommercedataapi.com/v1/amazon/aba/research/weekly \
  --header "Content-Type: application/json" \
  --header "X-API-Key: ${ECOMMERCE_DATA_API_KEY}" \
  --data '{
  "date": "20250802",
  "includeKeywords": "保護フィルム",
  "marketplace": "JP",
  "page": 1,
  "size": 20
}'

date がどの週を取るかを決めます。ここが最も間違えやすいパラメーターです。違う週で 2 回照会すると、誰も説明できない順位変動が生まれます。資産側の各行にタイムスタンプとして保存してください。

時間方向の傾向は、2 週分を自分で差し引くのではなく ABA キーワードトレンド から取ります。

ステップ 2:実際の表示をリバース検索する

ABA はどの語に需要があるかを教えますが、それを誰が取っているかは教えません。リバース検索がその穴を埋めます。

curl --request POST \
  --url https://ecommercedataapi.com/v1/amazon/traffic/keyword \
  --header "Content-Type: application/json" \
  --header "X-API-Key: ${ECOMMERCE_DATA_API_KEY}" \
  --data '{
  "marketplace": "JP",
  "asin": "B08CK5Z5Q1",
  "month": "202507",
  "page": 1,
  "size": 20
}'
Reverse Keyword Lookup APIASIN を渡すと、そのリスティングが実際に表示を得ている検索語を返す

自社 ASIN も必ず通してください。 競合だけを調べると「競合は強い」ことを示す表が出るだけです。同じバッチに自社を入れて初めて差分が取れます。競合にあって自社にない語が、そのまま行動リストになります。方法の全体はCursor や Codex で競合分析をするにあります。

ステップ 3:拡張で盲点を探す

前の 2 ステップは、すでに知っている語と ASIN の範囲に縛られています。Keyword Expansion は ASIN 群から逆に、考えていなかった関連語を出します。

curl --request POST \
  --url https://ecommercedataapi.com/v1/amazon/traffic/extend \
  --header "Content-Type: application/json" \
  --header "X-API-Key: ${ECOMMERCE_DATA_API_KEY}" \
  --data '{
  "asinList": ["B07Z82895W"],
  "historyDate": "202507",
  "marketplace": "JP",
  "page": 1,
  "size": 20,
  "queryType": 1
}'

外部の視点が必要なら Google キーワードトレンド を足します。ただしそれは検索エンジン側の需要であり、マーケットプレイス内の購買意図とは別物です。

統合時の 3 つの落とし穴

1:時間定義の混在。 ABA は週次または月次、リバース検索は月次、拡張は historyDate を取ります。異なる期間の指標を同じ列に入れて並べ替えないでください。各行に「取得元エンドポイント」と「時間定義」の 2 フィールドを持たせます。

2:ページサイズが結論を変える。 上位 20 語から出した「欠けている語」と上位 100 語から出したものは別物です。ページサイズを固定し、すべての ASIN で揃えてください。

3:推定値を絶対値として扱う。 検索需要や表示規模は推定値です。並べ替えには使えますが、「この語で N 件受注できる」と計算するのは読み過ぎです。

崩れにくい資産の構造

フィールド取得元補足
3 種すべて主キー
取得元エンドポイント取得時に記録定義の説明に使う
時間定義date / month / historyDate週または月。必ず保存
マーケットプレイスリクエストパラメーター横断して混ぜない
需要指標ABA / Keyword Research推定値として印を付ける
自社に表示があるか自社 ASIN のリバース検索差分の基礎
競合に表示があるか競合 ASIN のリバース検索差分の基礎

最後の 2 列があることで、語の一覧が実行できる優先順位表になります。

制約

  • リバース検索が返すのは推定された表示の関係で、プラットフォームが公表した自然流入や広告枠のデータではありません。
  • ABA の順位はプラットフォーム検索内の相対位置を表し、絶対的な検索ボリュームには換算できません。
  • 資産は定期的に再取得しないと意味を持ちません。単発のスナップショットはすぐ古くなります。レート制限はアカウント単位です(エラーとレート制限)。

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