Cursor や Codex で競合分析をする:再現できる会話スクリプト

9月 17, 2026

「なぜこの競合のほうが売れているのか」は手作業で追うと骨が折れます。答えが 3 か所に分かれているからです。商品としての実績、表示を得ている語、そしてその表示がどこから来ているか。

以下のスクリプトは 3 つを 1 回の会話にまとめます。Skill か MCP が接続済みであることが前提です(コードを書かずに Claude Code で Amazon データを調べる)。

使う 3 つのエンドポイント

ステップエンドポイント何に答えるか
競合を見つけるProduct Competitorsこの ASIN と競合するリスティングはどれか
流入語を逆引きするReverse Keyword Lookup実際にどの語で表示を得ているか
構造を読むTraffic Sources表示は検索・関連枠・広告枠のどこから来ているか
Reverse Keyword Lookup APIASIN を渡すと、そのリスティングが実際に表示を得ている検索語を返す

会話スクリプト

競合の ASIN だけでなく自分の ASIN も渡し、差分を取らせます。行動につながるのはこの一手です。

競合分析スクリプト

サンプルの ASIN を自社商品と主要競合に差し替えてください。

Amazon 日本サイトの競合状況を分析してください。自社商品は B08CK5Z5Q1 です。

ステップ 1:自社 ASIN と直接競合するリスティングを抽出し、上位 10 件について ASIN、タイトル、価格、評価、レビュー数を一覧にしてください。実行前にエンドポイントと想定コール数を伝えてください。

ステップ 2:その 10 件からレビュー数の多い 3 件を選び、自社 ASIN を加えた計 4 件について、それぞれ流入語をリバース検索してください。ASIN ごとに上位 20 語を取得します。

ステップ 3:差分を計算してください。3 件の競合のうち少なくとも 2 件が表示を得ていて、自社 ASIN が得ていない語を、競合側の表示規模順に並べてください。

ステップ 4:その差分リストの上位 5 語について、トラフィックの流入元構成を調べてください。

出力:
1. 競合比較表(価格、評価、レビュー数)。
2. 自社に欠けている語の一覧。競合側の表示規模と、自社が取れていない理由の推測を添えてください。
3. 短い結論:これらの欠落はリスティングの関連性の問題に近いか、広告出稿の問題に近いか。

制約:
- 読み取り専用の照会のみ。
- どの数値が推定値かを明示してください。
- マーケットプレイスや対象月などのパラメーターが不足していれば私に尋ね、推測しないでください。
- 語の字面から検索ボリュームを推測しないでください。API が返した指標のみを使ってください。
API キーが必要ですか?API キーを作成

結論は差分のほうにある

比較表そのものの情報量は小さいです。価格と評価は自分でも見られます。動けるのはステップ 3、競合が表示を得ていて自社が得ていない語です。

そのうえでステップ 4 の流入構成が、語ごとの打ち手を決めます。

  • 表示の多くが検索枠から来ていて、競合のリスティングにその語があり自社にはない → まずリスティングの関連性を直します。
  • 表示の多くが広告枠から来ている → 出稿量の差です。リスティングを直しても埋まりません。
  • 表示の多くが関連商品トラフィックから来ている → 競合が他商品の関連枠に付いているという話で、語そのものとはあまり関係ありません。

3 つは打ち手がまったく違います。まとめて見ると「広告をもっと出す」という情報量のない結論になります。

自社 ASIN も入れる理由

競合だけを調べると、「競合は強い」ことを示す表が出てくるだけです。自社 ASIN を同じバッチに入れることで比較が成立します。同じ月、同じマーケットプレイス、同じエンドポイント、同じ指標定義になるからです。

制約

  • リバース検索が返すのは推定された表示の関係で、プラットフォームが公表した自然流入や広告枠のデータではありません。
  • 語のリストはページサイズに依存します。上位 20 語から出した差分と上位 100 語から出した差分は別物なので、比較時は揃えてください。
  • 競合エンドポイントが返すのはアルゴリズムによる競合の定義で、事業上の競合認識と一致しないことがあります。無関係なものは自分で外してください。
  • 各ステップは課金対象です。合計消費は ASIN 数とページサイズで決まります。
  • 429 と再試行の方針はエラーとレート制限を参照してください。

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