検索キーワード(バックエンドキーワード)は、商品ページの「検索キーワード」欄に入力するキーワードです。購入者には表示されません。Amazon は、タイトルや箇条書きとともに、その商品がどの検索に表示されうるかを判断するために使います。
この欄は小さく、失敗しても何も知らせてくれません。 上限を超えると、Amazon は超過分を切り捨てるのではなく、同社の説明によれば欄全体を無視します。したがって作業の中心は、キーワードをさらに探すことではなく、限られたバイト数に何を入れる価値があるかを選ぶことです。
Amazon が公表しているルール
以下は、検索キーワードの使い方に関するセラーセントラルの説明に基づきます。上限は変更されることがあるので、頼る前に自分のマーケットプレイスのセラーセントラルで確認してください。
| ルール | 実務上の意味 |
|---|---|
| 多くのマーケットプレイスで 250 バイト未満 | 日本は 500、インドは 200。上限は文字数ではなくバイト数 |
| 上限を超えると欄はインデックスされない | 1 バイトの超過で、入れたキーワードがすべて無駄になる |
| 商品ページにすでにある語を繰り返さない | タイトルと箇条書きの語はすでにインデックスされている。繰り返しはバイトの無駄 |
| ブランド名、ASIN、主観的な表現を入れない | 自社ブランドも競合ブランドも不可。「最高」「最安」「新商品」も不可 |
| 語は空白で区切る | カンマなどの記号は不要 |
英語以外の商品ページがつまずくのはバイト数です。 半角の英字、数字、空白は 1 バイトです。é や ñ のようなアクセント付きの文字は 2 バイトです。日本語や中国語の文字は 3 バイトです。文字数では余裕があるように見える欄が、バイト数では大きく超えていることがあります。日本の上限 500 バイトは、ひらがなや漢字ではおよそ 160 文字にあたります。
競合のバックエンドは誰にも読めない
バックエンドキーワードの「抽出」をうたうツールは、この欄を読んでいるわけではありません。SKU と同じく、出品者のアカウントの中だけにあるものです。
それらが行っているのは逆引きです。ある商品が上位表示されていると観測された検索語を報告します。これは別のものであり、より役に立ちます。商品ページのどの部分によるものであれ、実際に露出を生んでいる語が分かるからです。1 回のリクエストで何が返るかは Amazon ASIN のキーワード逆引きで説明しています。
六つの手順で欄を埋める
1. 競合を 3〜5 商品、逆引きします。 種類と価格帯が自分の商品に近いものを選びます。
curl --request POST \
--url https://ecommercedataapi.com/v1/amazon/traffic/keyword \
--header "Content-Type: application/json" \
--header "X-API-Key: ${ECOMMERCE_DATA_API_KEY}" \
--data '{
"marketplace": "US",
"asin": "B08CK5Z5Q1",
"page": 1,
"size": 50
}'各行は、その商品が表示されているキーワードで、順位づけに必要なフィールドが付いています。
| フィールド | 用途 |
|---|---|
keyword | 検索語 |
searches | マーケットプレイスでのそのキーワードの月間検索数 |
purchases、purchaseRate | その検索が購入に至るかどうか |
rankPosition | そのキーワードの自然検索結果での商品の位置 |
conversionKeywordType | この商品にとってのそのキーワードの転換の状況 |
2. 結果を統合し、自分の商品を表さない語を外します。 検索数が多くても、自分には合わないキーワードがあります。関連性は自分で判断するもので、それを決めるフィールドはありません。
3. ブランド名を外します。 Amazon のルールでは、競合のブランドをこの欄に入れてはいけません。
4. タイトルと箇条書きにすでにある語をすべて除きます。 フレーズ単位ではなく語単位で作業します。タイトルに「stainless steel water bottle」があるなら、「insulated water bottle」というフレーズが加える新しい語は「insulated」の一つだけです。
5. 残りを順位づけし、上から埋めます。 残ったキーワードを purchaseRate と searches の両方で並べ、語に分け、同じ語は一度だけ残し、上限に近づくまで加えます。余裕を残してください。
6. バイト数を数えてから保存します。 文字数ではなく UTF-8 のバイト数で数えます。
そもそもどのキーワードをタイトル、箇条書き、バックエンドのどこに入れるかは Amazon キーワードの最適化で扱っています。各キーワードの規模は Amazon のキーワード検索ボリュームの調べ方を参照してください。
効果を確かめる
保存して数週間後に、自分の ASIN を逆引きします。バックエンドに加えたキーワードが rankPosition 付きで現れていれば、インデックスされ、順位が付いています。一度も現れないキーワードは、インデックスされていないか、現状の商品ページには競争が激しすぎるかのどちらかです。これを定期的に行う方法は Amazon キーワード順位の監視で扱っています。
バックエンドの欄にできないこと
それだけでは順位は付きません。 あるキーワードでインデックスされることは、表示される資格を得ることです。位置は販売、転換、関連性で決まります。
タイトルの代わりにはなりません。 タイトルの語のほうが重みがあり、購入者にも見えます。バックエンドは入りきらなかった語のためのものです。
広告に使いたくないキーワードの置き場ではありません。 関連性のない露出は、転換しないクリックを呼びます。
よくある質問
バックエンドキーワードはいくつ入れられますか。 上限はキーワードの数ではなくバイト数です。Amazon の説明では、多くのマーケットプレイスで 250 バイト未満、日本は 500 バイトです。
複数形や誤記も入れるべきですか。 Amazon の説明では、複数形のような変化形を繰り返す必要はないとされてきました。バイトは別の語に使ってください。現行の表現はセラーセントラルで確認してください。
競合の検索キーワード欄を見ることはできますか。 できません。逆引きで、競合が上位表示されているキーワードは見られます。そちらのほうが役に立つ一覧です。
キーワードの間にカンマは必要ですか。 不要です。空白で十分で、記号もバイトを消費します。