API で Amazon の価格履歴を取得する:販売価格、参考価格、カート価格、BSR を一つの時間軸で見る

10月 12, 2026

商品ページに表示されるのは今日の価格です。先週は 10 ドル安かったことも、隣に表示されている「元の価格」が割引の直前に引き上げられたことも、表示されません。

価格履歴は、競合の価格を見ることと、競合の価格設定を理解することの違いです。 1 回の API リクエストでそれが返り、価格の変更に効果があったかを判断するために必要な順位や評価の履歴も一緒に返ります。

リクエスト

商品履歴エンドポイントは、ASIN と、ミリ秒で指定する期間を受け取ります。

curl --request POST \
  --url https://ecommercedataapi.com/v1/amazon/asin/history \
  --header "Content-Type: application/json" \
  --header "X-API-Key: ${ECOMMERCE_DATA_API_KEY}" \
  --data '{
    "marketplace": "US",
    "asin": "B0D5B6RLYY",
    "startTimestamp": 1757635200000,
    "endTimestamp": 1760227200000,
    "dailyLatest": true
  }'
  • startTimestamp と endTimestamp で期間を区切ります。上の値は 2025 年 9 月 12 日と 10 月 12 日です。
  • dailyLatest は、すべての観測ではなく、各日の最新の観測を求める指定です。

返ってくるもの

レスポンスは、商品情報と複数の時系列を含む 1 つのオブジェクトです。各系列は { "timePoint": ..., "value": ... } の組の配列です。

系列追跡しているもの
price販売価格
priceList隣に取り消し線付きで表示される参考価格
buyBoxカートボックスの価格
buyBoxSellerIdHistoryカートボックスを獲得していた出品者
dealPriceセール価格。セール実施時のみ
bsr大カテゴリーでの売れ筋ランキング
subSalesRank各サブカテゴリーでの順位
reviews、ratingレビュー数と星の評価
sellersその商品ページの出品者数
商品履歴エンドポイント指定した期間における ASIN の価格、参考価格、カート価格、順位、評価、出品者数の履歴を返します

実際の商品の 1 か月

2026 年 10 月 12 日、米国のマーケットプレイスの 7 リットルの犬用給水器について、1 年前の 30 日間を指定して上のリクエストを実行しました。各系列につき 31 点が返りました。日付順に並べると次のとおりです。

日付(2025 年)販売価格参考価格ペット用品での BSRサブカテゴリーでの順位
9 月 12〜15 日49.99 ドル59.99 ドル2,402〜2,4775〜6 位
9 月 16〜21 日49.99 ドル69.99 ドル2,295〜2,5654〜5 位
9 月 22〜25 日44.99 ドル69.99 ドル2,152〜2,2914〜5 位
9 月 26 日〜10 月 5 日39.99 ドル69.99 ドル2,194 から 1,611 へ4 位から 2 位へ
10 月 6〜11 日49.99 ドル69.99 ドル1,370〜1,7802〜3 位

商品ページでは決して見えないことが、ここから四つ分かります。

価格は段階的に動きました。 49.99 ドル、次に 44.99 ドルが 4 日間、39.99 ドルが 10 日間、そして 49.99 ドルに戻りました。計画されたプロモーションであり、恒久的な値下げではありません。39.99 ドルに恒久的に合わせた競合がいたとすれば、2 週間後にはもう存在しない価格を下回り続けていたことになります。

参考価格が先に上がりました。 取り消し線付きの価格は 9 月 16 日に 59.99 ドルから 69.99 ドルへ上がりました。販売価格が 39.99 ドルになる 10 日前です。購入者が目にした割引は、高いほうの数字を基準にしたものでした。データが示すのは順序であり、理由ではありません。

順位は割引中に改善し、その後も維持されました。 BSR は通常価格の間はおよそ 2,300 から 2,570 で、39.99 ドルの期間に 1,611 まで着実に下がり、価格が戻ったあとの 6 日間も 1,370 から 1,780 の間にとどまりました。サブカテゴリーでは 5、6 位から 2、3 位に上がりました。

出品者は一度も変わりませんでした。 buyBoxSellerIdHistory は全期間で同じ出品者 ID を示し、sellers は 1 のままです。カートボックスを争う相手はいなかったので、価格の変更はブランド自身の判断でした。

三つ目については注意が必要です。 価格が低い間に順位が良くなるのは予想どおりですが、1 商品の 1 か月分では因果関係の証明になりません。BSR の数字が小さくなるのは、カテゴリーの中で相対的に多く売れたことを意味し、1 か月の間にはほかの要素も変わります。

コードで対処すべき四つのこと

1. 系列は時系列順で届きます。 各配列は手元に届く前に timePoint で並べ替えられています(データサービス自体は順不同で返します)。複数の期間をつなぐ場合は、改めて並べ替えてください。

2. -1 は欠損として扱います。 セールがなかったため、dealPrice はすべての日で -1 でした。buyBox は 2 日、reviews と rating は 1 日が -1 でした。除外してください。マイナス 1 ドルの価格としてグラフにしてはいけません。

3. 系列はタイムスタンプではなく日付で結合します。 このレスポンスでは、異なる系列の観測が同じタイムスタンプを共有していますが、それに頼らないでください。結合の前に、各 timePoint を日付にそろえます。

4. レビュー数は慎重に読みます。 この期間にレビュー数は 3,109 から 3,366 に増えましたが、1 日で約 200 増えたあと、少し減っています。バリエーションのファミリーのレビュー数は合算されるため、ファミリーに変更があると数字が跳びます。1 日に 200 件の新しいレビューが付いたわけではありません。合算の仕組みは親 ASIN と子 ASINで説明しています。

何に使うか

競合の価格に合わせる前に、それが通常の価格なのか、来週終わるプロモーションなのかを確認します。

セールイベントの前に、主な競合の昨年の同じ期間を取得します。当時の動きは、今回の動きを予測するための最良の手がかりです。上の例がまさにそれで、1 年前の期間です。

自社の順位が動いたときに、同じ日に競合が価格を変えていないかを見ます。

割引を評価するときに、1 日だけでなく、期間を通して販売価格と priceList を比べます。

今日の価格を毎日保存する処理は、これとは別の道具です。その方法と、それぞれが向く場面は競合の価格とクーポンの監視で扱っています。価格がカテゴリーの中でどこに位置するかはカテゴリーの価格帯を読むにあります。

価格履歴では分からないこと

価格が変わった理由。 見えるのは順序であり、その背後にある判断やコストではありません。

購入者が実際に支払った額。 クーポンは表示価格とは別です。クーポントレンドエンドポイントがクーポンを返します。

販売数。 BSR は順位です。順位を販売数に換算したものは推定です。Amazon の販売数データで分かること・分からないことを参照してください。

途中のすべての価格。 dailyLatest を指定すると、1 日につき 1 回の観測になります。1 日のうちに変わって元に戻った価格は、現れないことがあります。

よくある質問

履歴はどこまでさかのぼれますか。 上のリクエストでは、1 年前の期間がすべて返りました。対応状況は商品によって異なるので、関心のある ASIN で試してください。

これは Amazon の公式データですか。 いいえ。Amazon は公開の価格履歴 API を提供していません。公開されている商品ページを継続的に観測して集めたものです。

1 回の呼び出しで複数の商品を取得できますか。 できません。1 回の呼び出しにつき ASIN は 1 つで、成功した呼び出しごとに課金単位を 1 つ消費します。

競合の商品の履歴を取得できますか。 できます。このエンドポイントは、対応マーケットプレイスの任意の ASIN を受け付けます。

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