商品リサーチは、どの一歩が難しいというより単純に工程が長い作業です。語を広げ、カテゴリー規模を見て、商品を絞り、販売数を推定し、また戻って切る。手作業だと画面を何度も行き来し、終わったあとで「何を基準に絞ったか」を再現しづらくなります。
この連鎖をエージェントに渡す利点は「賢いから」ではありません。過程が文字として残ることです。どのエンドポイントを、どのパラメーターで呼び、何を落としたかがすべて会話に残ります。
Skill または MCP が接続済みであることが前提です。未接続ならコードを書かずに Claude Code で Amazon データを調べるから始めてください。
全体の形
4 ステップで、毎回範囲を狭めます。
- 語を広げる — シードワードから関連クエリと需要の水準を得る(Keyword Miner)
- 規模を見る — ニッチの大きさと集中度を判断する(Market Research)
- 商品を絞る — 価格、評価、出品者数で候補を出す(Product Research)
- 販売数を推定する — 候補を桁で並べ替える(BSR Sales Estimate)
コピーできる会話スクリプト
タスク全体を一度に渡し、ただしステップ間でコスト報告を求めます。
商品リサーチ用スクリプト
Skill または MCP を接続済みの Claude Code、Codex、Cursor に貼り付けてください。
Amazon 日本サイトで、シードワード「バスマット」を起点に商品リサーチを 1 ラウンド実行してください。4 ステップに分け、各ステップの前に選んだエンドポイントと想定コール数を伝え、私の確認を待ってください。 ステップ 1:シードワードから関連検索語を拡張し、需要の高い上位 10 語について、語・需要指標・競合指標を一覧にしてください。 ステップ 2:最も有望な 2 語が属するニッチカテゴリーについて、市場規模、商品集中度、ブランド集中度を調べ、少数ブランドの寡占かどうかを判断してください。 ステップ 3:ステップ 2 を通過したカテゴリー内で、価格 20〜80、評価 4.0 以上、レビュー数 500 未満の商品を絞り込み、上位 20 ASIN を取得してください。 ステップ 4:その 20 ASIN の販売数の桁を推定し、推定値で並べ替えてください。 最後に、ASIN、タイトル、価格、評価、レビュー数、出品者数、推定月販売数、そして残した/落とした理由を 1 行で添えた表を出力してください。 制約: - 読み取り専用の照会のみ。表を埋めるための再試行を繰り返さないでください。 - どのフィールドが推定値かを明示してください。 - カテゴリー ID などのパラメーターが不足していれば私に尋ね、推測しないでください。 - いずれかのステップが失敗したら停止し、エラーコードと request_id を提示してください。
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なぜステップごとに確認するのか
「リサーチをやっておいて」と丸ごと任せると、失敗の型は 2 つです。表を埋めるために同じエンドポイントを何度も呼ぶか、失敗したステップを推測値で押し通して先へ進むか。ステップごとにコストを報告させれば、コール量を抑えられるうえ、方向違いをステップ 4 ではなくステップ 2 で気づけます。
Market Research APIカテゴリーノードと月平均販売数でニッチを絞り込む出力の読み方
表の中のフィールドは、3 種類に分けて扱ってください。
- プラットフォームで見える値 — 価格、評価、レビュー数、出品者数。現時点のスナップショットで、変動しますが検証できます。
- 推定値 — 月販売数、売上、検索需要。モデルによる推定です。桁の目安としては有用ですが、絶対値として扱わないでください。
- 集中度の指標 — 商品集中度とブランド集中度は「上位がどれだけ占めているか」を表します。参入できるかには答えますが、いくら稼げるかには答えません。
制約
- 推定値は修正されます。同じ ASIN を 1 週間後に見ると数値が違うことがあります。
- カテゴリー階層とノード ID はマーケットプレイスごとに異なります。横断比較の前に定義が揃っているか確認してください(はじめに)。
- このフローが答えるのは「やる価値があるか」です。調達、着地コスト、法令対応については何も言いません。
- 課金対象リクエストの成功は既定で 1 コール消費します。4 ステップ合計の実消費はページサイズ次第です。
次の一手は通常、残った候補のキーワードを揃えることです(自分のキーワード資産をつくる)。定期実行スクリプトにしたい場合は3 つのエンドポイントで候補 ASIN を絞り込むへ。