エンドポイント一覧を開いた人はだいたい同じところで止まります。46 個あって名前も似ていて、どこから手をつけるか分からない。このガイドはエンドポイント名ではなくやりたい業務で並べ替え、必要な 2〜3 個にすぐ辿り着けるようにしたものです。
一覧そのものは API カタログ にあります。ここでは選び方だけを扱います。
エンドポイントではなく問いから入る
| 知りたいこと | グループ | 数 |
|---|---|---|
| このカテゴリーに参入する価値があるか | 市場分析 | 14 |
| 実際に売れている商品はどれか | 商品データ | 12 |
| 購入者は何を検索しているか | キーワードデータ | 11 |
| 競合のトラフィックはどこから来るか | トラフィック分析 | 3 |
| このブランド名は使えるか | 世界の商標 | 4 |
| 画像内の文字を取り出したい | 画像テキスト | 1 |
46 エンドポイントは認証も残高も共通です。グループ単位の契約はありません。
商品リサーチ:カテゴリーからか、商品からか
入口は 2 つあり、進む方向が逆になります。
トップダウンは市場規模から始めます。Market Research でカテゴリーノードと月平均販売数からニッチを絞り、Market Statistics、価格帯分布、ブランド集中度 で少数ブランドに寡占されていないかを見ます。
ボトムアップはキーワードか商品から始めます。Product Research はキーワード、価格、評価、出品者数、リスティング属性で絞り込めます。
curl --request POST \
--url https://ecommercedataapi.com/v1/amazon/product/research \
--header "Content-Type: application/json" \
--header "X-API-Key: ${ECOMMERCE_DATA_API_KEY}" \
--data '{
"marketplace": "JP",
"month": "nearly",
"keyword": "バスマット",
"matchType": 2,
"minPrice": 20,
"maxPrice": 80
}'候補 ASIN が出たら販売数の推定は 2 通りあります。BSR Sales Estimate は BSR とカテゴリー ID だけで済むため一括スクリーニングに向き、Product Sales Estimate は ASIN 単位です。どちらも推定値で、プラットフォームが公表した実売ではありません。
キーワード:検索語、流入語、ABA は別物
同じように語られがちですが、対応するエンドポイントは違います。
- 検索語の発掘 — Keyword Miner と Keyword Research はシードワードから関連クエリを広げ、需要と競合の指標を返します。
- 流入語のリバース検索 — Reverse Keyword Lookup は ASIN を渡すと、そのリスティングが実際に表示を得ている語を返します。競合分析に最も直結します。
- ABA ランキング — ABA 週次 と ABA 月次 は検索語の順位データを週次・月次で扱います。
補助的な視点として、Keyword Expansion は ASIN 群から逆に語を広げ、Google キーワードトレンド は外部需要の推移を示します。
運用モニタリング:単発の照会を日次タスクにする
出品後に見るフィールドはリサーチ時とは違います。最小構成は 3 つです。
- Product Details — 現在の価格、BSR、評価、レビュー数、出品者数、配送形態。
- Coupon Trends — 競合の販促サイクル。
- Product History — 長期の価格・順位推移。
競合関係は Product Competitors と Traffic Sources で補います。日次タスクの組み方は競合の価格とクーポンをモニタリングするに書きました。
出品前のブランド確認
商標系の 4 エンドポイントは見落とされがちですが、出品前に最も安く済む確認です。Trademark Search で名称の登録状況、Trademark Details でステータスと区分、Trademark Statistics で庁ごとの登録分布、Data Coverage で対応国と機関を確認します。詳細は出品前に商標を確認するへ。
呼び出し方は 2 つ、どちらか一方で十分
REST は定期実行、データウェアハウス、プロダクト機能に向きます。X-API-Key ヘッダーで認証し、シークレットは作成時に一度だけ表示されます。認証を参照してください。
AI エージェントは単発の分析や、コードを書きたくない場合に向きます。Skill を一度入れるかリモート MCP に接続すれば、あとは自然言語でタスクを説明するだけで、エンドポイントのパスを覚える必要はありません。コードを書かずに Claude Code で Amazon データを調べるへ。
どちらもカタログと残高は共通です。
対応範囲と制約
- 13 マーケットプレイス:US、UK、DE、FR、IT、ES、MX、CA、AU、JP、IN、AE、BR。
- 販売数・トラフィック・転換率の数値は推定値で、時間とともに修正されます。重要な判断の前に最新データで再確認してください。
- 課金対象リクエストの成功は既定で 1 コール消費します。レート制限と同時実行数はアカウント単位なので、キーを増やしても上限は上がりません。
- 429 やその他エラーコードの扱いはエラーとレート制限にあります。